教育目標

〇考えを深める子ども
◎心豊かな子ども
○進んで体をきたえる子ども

1. 目指す特色ある学校像

「子どもが自身の成長を実感できる学校」


これからの社会を生き抜く子どもたちが自信をもって自分の人生を切り拓き、自分のもて
る力を発揮して、自己実現を図るために必要な力を身に付けることができる学校を目指す。
  ○学ぶ楽しさを感じ、意欲をもって学べる学校
  ○互いに認め合い、高め合う学校
  ○安心して通え、自分の力を伸ばせる学校

2. 学校経営の目標

(1) 中期的目標
小・中学校9年間を見通した学習の積み重ねを確実なものとすることを基本とする。
① 人権教育・道徳教育を一層充実し、互いを大切にする心情や豊かな情操を育む。
② カリキュラムマネジメントの取組を進め、各教科等の目標である資質・能力を確実に
育成する。
③ 一人1台端末等の活用を促進し、学習意欲や知的好奇心を高める授業を展開し、児童
が主体的に学ぶ姿勢を育てる。
④ 心身の健康の増進を強化し、体力・運動能力の向上と運動に親しむ態度を育成する。
⑤ 教育環境の整備及び地域の教育資源や外部人材を活用し、教育活動の充実を図る。
⑥ 児童が安心して学校生活を送れるよう、規範意識を高め、望ましい学習・生活環境確

立する。
⑦ 学校運営協議会、保護者・地域との連携を深め、地域とともにある開かれた学校づく
りを確立する。
⑧ 教職員が協働する組織の充実を図り、組織的な学校運営を行うとともに、OJT、校
内研修・研究を通して、教員の資質・能力の向上を図る。
(2) 本年度の目標
「褒めて育てる」指導を基盤とする。また、来年度の創立 150 周年で培った地域の教育資
源を生かしながら、本校に関わる誰もが愛情と誇りをもてる学校づくりを目指す。
① 学力の向上(個別最適な学び、協働的な学びを推進し、学びの振り返りを行い、基礎的

・基本的事項の定着を図るとともに、考え、表現する力を高める。)
② 豊かな心の育成(思いやりの心の醸成及び自尊感情の向上を図る。)
③ 生活指導の充実(家庭との共同歩調により、望ましい行動・習慣の確立を図る。)
④ 地域との連携の強化(150周年のレガシーを引継ぎ、地域の一員としての誇りと郷土を

愛する心を醸成する。)
⑤ 心身の健康の増進(心の安定を図り、丈夫な身体を育成する。)

3. 目標達成に向けての課題

(1) 一人1台端末等のICT機器を効果的に活用した分かる授業の工夫により、基礎・基
本の定着を図るとともに、主体的な学びにより実生活に活かせる学力を向上させること。
(2) 道徳教育や生活指導を充実させ、多様性(ダイバーシティ)を認め、自他の生命を尊
重する人権意識の高揚や豊かな心を育成すること。
(3) 問題となる行動の未然防止のため、小さな変化を見逃さず対応し、家庭と連携して健
全育成に取り組むこと。
(4) 150 周年に向けて、学校教育活動全体で「地域の学校」としての意識を高揚すること。
(5) 感染症対策を十分に講じた上で可能な限り教育活動を行うウィズ・コロナ時代の生活
様式を確立すること。

4. 経営の具体策

(1) 学力向上のために
① 「福生市学力調査」の経年分析結果に基づき、主体的・対話的で深い学びを実現する授
業改善を行うとともに、「個別最適な学び」及び「協働的な学び」の充実を図る。
② 児童の実態及び指導のねらいに則し、一人1台端末等の機器を積極的に活用する。
③ 一人1台端末を活用し、家庭における自主的な学習の習慣を身に付けさせる。
(2) 豊かな心の育成のために
① 「特別の教科道徳」の授業はもとより、学校の教育活動全体で道徳心を高める指導を工
夫する。
② 特別活動、行事において、成就感、自尊感情を高める指導を工夫する。
③ 一貫した指導により規範意識を醸成し、自らを律する力を高める。
④ 通常の学級・ひまわり学級・日本語学級の交流を強化し、多様性尊重の精神を涵養する。
(3) 生活指導を充実させるために
① 児童・保護者・地域との信頼関係の構築に努め、情報共有、同一歩調を図り、望ましい
行動への意識を高め、実践できるようにする。
② 児童理解に努め、いじめを許さない指導の徹底と不登校の未然防止を組織的に行う。
(4) 地域との連携を図るために
① 学校運営協議会及び学校支援コーディネーターを中心に、学校経営支援組織を活性
化する。
② 本校の特色である総合的な学習の時間を核とした地域連携授業を一層推進する。
③ 150 周年に向けて、各学年の発達段階に応じた、地域の歴史、文化の学習に取り組む。
(5) 心身の健康を増進するために
① 健康上の検討を十分に行い、感染症対策を講じた上で、可能な限り教育活動を実施
し体験的な学習を充実させることで、心の健康を保持する。
② 教職員のライフ・ワーク・バランスを保持するため、在校時間の適正化を図る。

5. 年度末のチェックポイント

(1)学力の向上:「福生市学力調査」において、昨年度の平均を上回るか。
(2)豊かな心の育成:教育活動アンケートで自尊感情のポイントが昨年度を上回るか。
(3)生活指導の充実:学校生活における満足度が昨年度を上回るか。
(4)地域との連携:学校評価で150周年に向けた準備の取組が90%以上の評価を得るか。
(5)心身の健康:感染症対策を講じた上で、90%以上の教育活動を実施できるか。